うわっ……可愛いじゃん… あからさまにいやな顔をして再び歩き出した。 「えぇっ;」 小走りで近寄って、細い腕を掴んだ。 「…………何?」 「…俺っ、有明涼! 君の名前は…?」 ちょっとだけポカンとして、すぐにまた不機嫌な顔に戻った。 「知ってる。っていうか……学校一緒だし。」 「うっそー…←」 おいおい、嘘だろ? こんな子見たことねぇぞ。 「同じクラスだし。」 「はぁっ!?;」 これこそ嘘だろ!! 有り得ねぇっ、同じクラスなのに、分かんないわけねぇ!!