俺の正面にいる子も、やる気のない顔をして座ってる。


その子をジーッと見ていると、いきなり目があった。



「っ…;」


慌てて同時に目を離す。


…………あの子でいっか。


そう思い、目の前の女の子の番号を押した。



「全員押し終わりましたね、それでは見てみましょ〜!」


テンションたっけぇな…


「お、おぉ! いきなりカップル成立か!?」


机の上に表示される、点滅した線をたどっていく。


「えぇっ!?;」


隣で晴が声を上げた。


「うっそ…」


晴の正面にいた子も声を上げた。