「また明日来ます!」 追い返すと ―――――バタバタバタバタ… 元気に走って帰っていった。 「有明君もよくやるねー」 「奈々ちゃんも諦めるように言ってよー…」 相葉奈々ちゃん。 あたしの親友だ。 ちなみにあたしの名前は姫仲美海(ミウ)。 「いいじゃない、有明君イケメンだから結構人気だよ?」 「イケメンだとは思うけどー…」 「バスケ部の王子様って呼ばれてるような子なのに。」 「んーー………」