「………………美海。」


「よろしく、美海。」



ジッと俺の瞳を見つめる美海。



「……」



「安心して、美海以外に俺の姿は見えないから。
それに、3日に1回血を飲むだけ。」



「血を飲むって……」



「吸血鬼なんだからさ。」


「………」



ベッドの上に座ったまま、黙って俺を見る美海の頭を、優しく撫でた。




「じゃあ…また明日」



「また来るの…?」



「当たり前だろ。お前はもう俺のパートナーだ。
一緒逃げられない。」