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"ドルチェ"につく間、
私は紫希や藍華に襲われたり絡まれたとき用に護衛術を教えていた。

｢･･･だから、この手をこうやって･･･｣

｢あ。着いたよ。｣

しばらくしてやっと二人のおススメのカフェ。『ドルチェ』着いた。

チリリーン･･･

｢こんにちはー」

｢いらっしゃいませ。ああ、今日も来たの」

まず出てきたのは綺麗な女性だった。

｢いらっしゃいませ!!ああ、君らか。｣

続いて出てきたのはやんちゃっぽい感じの男性だった。

｢美緒さん!葵さん!｣

｢･･･知り合い?｣

｢うーん。知り合いって言うかこの店の常連さんなの。
それに、空いてる時間帯に来るものだからついおしゃべりしちゃって･･･
だから仲良しなのよ」

美緒さん(って言ってたな)が私の隣に来て教えてくれた。
｢そうなんですか｣

｢朱嘉ちゃんだっけ？こっちきなよ。二人はもう座ってるぜ?｣

｢あ。いつの間に」

｢朱嘉は何にする？私はベリータルトにするー♪｣

｢私はガトーショコラにしよっと｣

｢じゃぁ私は、このイチゴのムースにする」

私は悩みに悩んで結局自分の好きなイチゴ系のお菓子にしたのだ。

｢はい。わかりました。
飲み物は君らはいつものでいいかな？朱嘉ちゃんは何にする?」

｢あ、じゃぁｷｬﾗﾒﾙﾌﾗﾍﾟﾁｰﾉで。｣

｢ん。わかった。じゃぁ少し待っててね」

葵さんはニカッと屈託のない顔で笑って店の奥に入っていった。

｢･･･いい店だね｣

私は関心したようにつぶやく。

｢気に入った？でもこれから出てくるスイーツもきっと気に入るよｗ｣

紫希が意味ありげな顔をして顔を寄せてくる。