「猿渡くん、ああみえて優しいところあるんですよ?」 「え!そうなんですか?」 なんだか、猿渡さんに不満を持っている事が見透かされてるような気がして恥ずかしくなった。 「この前ネガの仕分けしてて、ちょっと分からなくなっちゃって困ってたら『あ、俺しとくんで!』って全部持って行ってくれたんですよ。フフッ」 花のように笑う三好さんは本当に可愛い。こんなに年が離れてるのに「柏井さんは先輩だから…」と色々敬ってくれてなんだかくすぐったい。