誇らしげにスッとモップをロッカーに戻し、ニコニコ顔で私の前に来る。
「柏井さん、次何したらいいですか?」
ええ?!
大きな声で訪ねた猿渡さんの顔には陰りゼロ。掃除時間ものの一分。次も何も…次も何もぉぉ!!泣
…次の日、三好さんに猿渡さんの出勤時間を聞いてみる。
「ちゃんと決まった時間に出勤してくれてますよ?」
「そうですか…。」
三好さんはむしろ逆で、決まった時間より早く来て、普段気付かないようなところも隅々まで綺麗にしてくれてる。出来る女だ。出来る女でしかも可愛いってなんだかすごい。
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