センセイはサラサラの髪を悪びれなくかきながらアハハハと笑って。 「じゃあまた明日出来るとこまで引き継いどいてね。」 「え!」 引き継ぎって… それって… 「やややや辞めないですよ?!私!!」 「え?」 無理無理無理無理!! もうお役ごめんとか泣けてくるよ! というか…アレがバレたの? いつ?! もしかして薫さん本人から…?っっ 必死に懇願の目で訴えてたら、眉をへなっとさせて困ったようにセンセイは笑った。 「(ぐわっ!何その顔キュンとくる!!)」