「今まで二・三人分の仕事任せてたからね。ゆなくんもちょっとは楽になるでしょう。」 …え? 「…初耳なんですが。」 「ん?なにが?」 今までの仕事の量二・三人分だったのー!? ガクッと、うなだれる私を本社から来た西口さんがポンポン慰めてくれる。 「まぁそのぶんあなたが優秀って事よ。人事部も経理部も助かってるわ。…ホントにWATARUさんに振り回されるのはいっつも周りの人間ばっかりね。」 「経理部って…なんか損した気分です。」 むー!いっそ3人分給料欲しいわこのやろう。