◆ 「え?」 「ん?」 「いや、ん?じゃなくてセンセイ…明日からですか?」 「そうそう♪」 センセイから渡された資料を握り締めながら変な汗が流れる。 二枚のちょっと詳しめの履歴書。 「センセイ私ここきてまだ一年も経ってないんですよ?新人研修とか…うわーどうしよ…」 ああだめ。なんかぐるぐるしてきた。 「あははそんなの言ってる間に一年だよ。いやぁ早いねぇ。」 椅子にもたれながら優雅に長い足を組み直すセンセイは満面の笑顔で。