「今見えてるゴールが全てだなんて誰が言ったんです?道は無限ですよ。」 自分のボロボロの手を見たがら峯村君はクスリと笑う。 「今見えてるゴールに進むのも道、望むものが全て揃ってるゴールを探すのも道。まぁ今後のゆなさん次第です。そんな焦らなくてもいいんじゃないですか?ただチャンスの神様は後ろ髪無いですからそれだけ気を付けて下さいね。」 「…峯村くん、本当は何歳なの?」 「失礼な。ピッチピチのハタチですよ。」 そういうとニコッと笑いながら峯村くんはもう一口焼酎を口に含んだ。