センセイの瞳が、真っ直ぐ私を見つめる。 「…。」 真っ直ぐ私だけを見てくれている。 「…。」 こんな幸せな事があっていいのだろうか。 「…ゆな君?」 私は目にいっぱい涙を貯めながら、センセイに飛びついた。 「もちろんです、センセイ…っ!」 センセイとの初めてのキスは、少しココアの香りがした。 Fin