*写真屋の恋*



好き。


好き。



好きなんです。



あなたが。




あなたが好きなんです。





「センセイは知ってる癖に!」


好きなんです。



「酷いです!」



好きなんです。



「知ってる癖に!」



どうしようもないんです。



「こんなものまで頼まれて!」


センセイの腕を無理やり振り切ってベッドから降り、荷物を漁る。


センセイに半場投げつけるように額を渡す。


なんでだか、頬を涙がつたった。