「触んないの?」 バシッと 急に布団から伸びてきた腕に捕まり、体が硬直する。 「触ればいいのに。」 パッと視線を上げれば、 バチっと目が合う。 何でも見透かしているような 優しくて鋭い目。 甘くて甘くて 仕方ない目。 目が合った瞬間、私は降参した。 ああ、 好きだ。