＊写真屋の恋＊

思い出して苦い気分になってたら、



そのご本人が、


「…うはぁー。なんか想像と違うもんなんですね。」


「えー？猿渡くんどうしたの？」

三好さんがびっくりするぐらいの速さで手を動かしながらニコニコ猿渡さんに訪ねる。


「なんか…もっとカッコいいの想像してたんすよ、俺。」



猿渡さんは手を留めて椅子にもたれながら口を尖らす。



…この姿を入った当初のあのやる気満々青年に見せてあげたい。


「あーあ、早く俺も柏井さんみたいにWATARUさんのロケとかついていきたい。」