たべちゃいたいほど、恋してる。





未だぐずっている優衣に声を掛け、周りの視線から逃げるようにコンビニから移動する龍之介。


その時見えたのは優衣の太ももについた痣。


それはどう見ても転んで出来たような怪我ではなくて。




(これって…)




その痣に眉を寄せた龍之介だったが、とりあえず座れる場所はないかと辺りを探し歩く。


数メートル先を見渡せばちょうど座れそうなパン屋の石段が目にはいった。


一日の営業が終了した店はシャッターが閉まっていて迷惑を掛けることもないだろう。


おまけに雨をしのげる屋根まである。




「…此処でいいか」




龍之介は雨を避けるように石段に腰をおろした。


優衣は相変わらず龍之介にしがみつき泣いたまま。