たべちゃいたいほど、恋してる。





「龍之介くん。優衣を助けてくれてありがとう」




そう言って深々と頭を下げる優衣の母親。


たくさんの後悔の気持ちが詰まっているであろうその言葉に、龍之介は首を横に振った。




「別に助けたってわけじゃないんです」




龍之介の言葉に三人はきょとんとした顔で龍之介を見上げる。


そんな三人に、龍之介は小さく笑みを浮かべると




「俺が、優衣と離れてるのは限界だと思っただけですから」




と優衣の頭を撫でた。


その瞬間、手も眼差しも甘く優しく。

優衣の大好きなそれへと変化して。


がらっと変わった龍之介の雰囲気に驚いた優衣の母親たちだったが、これが二人の関係なのだと思えば微笑ましくその光景を見ていた。