そんな優衣を学校で待ち構えていたのは、見事に夏希と同じ反応を見せるクラスメート達。




「うぅ…そ、そんなに似合わない?」




予想していなかった、まさかの全員からの同じ反応。


男女問わず優衣に向けられているのは、珍しいものを見るような好奇の視線。

例えるなら動物園に来たばかりのパンダ状態といったところだろうか。


教室の入り口で捕まり視線を浴びている優衣は、目に涙を溜めながら俯いた。




「あ、いや似合わないとかっていうじゃないよ?」


「そうそう!寧ろ似合ってると思うし」


「ただ…うん、どうしたの?…………いきなりそんなスカートの丈短くしちゃって」