「ばかばかばかー!!龍くんも本当は井上さんみたいなセクシーで綺麗なボンキュッボンな人がいいんだー!!どうせ…どうせあんな足長くないもんっ!あんな腰のくびれないもん!あんな色気なんかないもんー!!」




その凄まじさはまるでマシンガンの如く。


ものすごい勢いで発射された優衣の言葉に、流石の龍之介も口を挟む余裕すらない。


息継ぎなしで言い切った優衣はハァハァと肩で息をしながら、圧倒されるがままに黙って聞いていた龍之介をギロッと睨むように見上げた。


涙のせいで真っ赤に充血した目で見上げる兎のようなその様は、例のごとく睨んでいるようにはまったく見えないのだが。

それでも優衣は本気である。




「それ…誰に言われたんだ…?」