たべちゃいたいほど、恋してる。





(こないだ見たお弁当より豪華だぁ!)




優衣はキラキラと目を輝かせて龍之介お手製の弁当を見つめる。


実はこの弁当、昨日前に見た三段重を忘れられなかった優衣が必死で龍之介に頼んだもの。


昨日は謹慎が解けるにあたって各教員陣から厳重注意を受けに来ていた龍之介。


授業復帰は翌日からということになっていたため、あまり長いこと学校にいるわけに行かず。


"今日は大人しく帰る"

と腰を上げた龍之介に優衣は

"明日ね、龍くんのお弁当食べたいの…"

と切実に訴えたのだ。


(無自覚の)涙目と上目遣いで。



その小動物的可愛さに龍之介が首を縦に振らざるをえなかったのは言うまでもない。