「うーちゃん!いつから大上くんと付き合ってたの!?」
その中の一人から告げられた言葉に優衣は目を丸くして驚く。
そんな優衣の横で夏希は"ほら見ろ"と言わんばかりの盛大な溜息を吐いた。
(え、何!?私が大上くんと…付き合ってる……!?)
「つ、付き合ってなんかないよ!?大上くんが私なんかと付き合うわけ…」
優衣が動揺しながら否定するも、既に盛り上がり始めている彼女達には聞こえていない。
「昨日見ちゃったんだ。うーちゃん大上くんに抱っこされてたでしょ!?」
「あ、いや、それは…」
「そうそう!ずっと抱かれたまま座ってたよね!」
「言ってくれればよかったのに〜」