「……うーちゃんおかずにしたら、太平洋の奥深くに沈めるからな」
自分の行いが原因だということは完全に棚に上げたフリーダムな女高野夏希。
「……あれ?うー、その服どうしたんだ?」
夏希が目からレーザーが出そうなほど男子を威嚇している最中。
それを苦笑しながら見ていた健が優衣の着ている大きなパーカーを指差し不思議そうに首を傾げた。
「これ、龍のだよな?」
その健の声にいち早く反応したのは優衣ではなく夏希で。
男子の方へ向けていた体を勢い良く捻り再び優衣と向き合うと、鬼のような形相で優衣に詰めよる。
「……どーいうこと…?」
(こ、怖いよぉなっちゃん…)
低い声で迫ってくる夏希に優衣は泣きそうに顔を歪めながら口を開いた。


