「可愛くないのにそんな自覚いらないもん」
額を押さえながら優衣は、ぷくっと頬を膨らませそっぽを向く。
(スレンダー美人のなっちゃんにそんなこと言われたって説得力ないもんねーだ)
拗ねたように口を尖らせ膝を抱える優衣。
長身に長い足、引き締まったウエスト、そして同年代に比べて格段に色っぽい顔立ちの夏希は優衣の理想だ。
夏希からすれば、小顔に大きな瞳、小柄にしてスタイルのいい優衣は十分魅力的なのだが優衣は納得いかないらしい。
(…こないだだって、大上くんにちんちくりんって言われた…)
ふと初めて龍之介に会った日のことを思い出した優衣は更に落ち込み肩を落とす。
「うーちゃんかは可愛いんだって。胸だっておっきいし」
「きゃっ!?」


