たべちゃいたいほど、恋してる。





自転車で快走すること約10分(夏希曰く9分46秒)。


無事学校に着いた二人は、まだ日直の生徒くらいしかいない教室へと足を踏み入れる。


教室に入るや優衣は窓際後ろから2番目の自分の席に座り、夏希はその前の学級委員長の席へ腰をおろした。

因みに学級委員長の隣は健の席だったりする。




「で?何があったわけ?」




開口一番、本題を切り出す夏希。

無駄な会話を省くあたり、非常に彼女らしい。

夏希はまどろっこしいことがとにかく嫌いだ。




「あ、あのね…っ」




切り出された本題に優衣は昨夜の出来事を思い出すと、もじもじと恥ずかしそうに手を弄りながら上目遣いで夏希を見上げた。

温度の上がったその頬は可愛らしい桃色。





「………うーちゃん、見つめんのやめて」