たべちゃいたいほど、恋してる。






"優衣"



鮮明に耳の奥に残っている龍之介の声に優衣の胸の真ん中辺りがキュンと締め付けられ、火照りだす体。


同時に優衣を支配したのは僅かな不安だった。




「夢じゃ…ないよね?…全部都合よく見た夢で、ほんとはあのまま寝ちゃったとか!?…あ、でも…服あるし、そんなはずない…よね…?」




そんなことはないと思いながらも、夢のような事実だけに優衣の中で加速していく不安。




(起きたら全部夢でした、なんて悲しすぎるよぉ…)




涙目になりながら優衣は寝る前にも見たリダイアルを確認する。


そこには間違いなく大上龍之介の文字が残っていて。


優衣は安心したようにほっと息を吐いた。




「…へへ…夢じゃないや…」