そうしているうちに二人はディズニーランドに行く事になった。期待のデートだったが、両親同伴になった事に幹人は戸惑いを隠せずにいた。そしてホーンテッドマンションにて明海の父から重大な告白を受けてしまう。「明海は白血病を持っている、残りの命は僅かだ…後は任したぞ!」幹人はただびっくりするだけだった。
幹人はあの夏ド真ん中を握りながらつぶやいた明海の一言「生まれ変わったら…」の深い意味を知り、今から次に生まれ変わった時を考えている彼女の態度に衝撃を受けた。自分が生きれなくなったらという事を考えた瞬間「彼女と残された時間を一緒に生きる事の大事さ」を感じ、19年生きて来て初めてつかんだ宝物」が簡単に崩れてしまわないようにただそれだけを感じて生きていこうと決めた幹人だった。