立花香織の秘密

「香織! 本当だ!! 嘘じゃない! 絶対だ!」
大輝が叫んだ。
私に向かって。
私のために……。

そんなこと、
    許されないのに……。

ダメ、なのに……。

大輝が私に近づいてくる……。
そして、私の前に立つと私をまっすぐに見つめながら言った。

「俺は、香織のことが好きだ!! 付き合ってくれ!!」

大輝はそんなことを言った。