「大輝、どういう事かしら?」


歩きながらたずねた。
「結構怒ってる?」
大輝が怯えたような声でそう聞いてきた。
「あたりまえでしょ! 楽しみにしてたのに!!」
私は怒鳴ってやった。
すると、大輝は
「ホントにごめん!!!」
そう謝ってきた。
「はぁー。仕方ないわね、許してあげるわよ!」
さっきから、ずっと謝ってるから、許すしかない。
「次からはきおつけるからな!」
ちゃんと反省してるみたいね。
ならいいわね。
私はそう思い、さっきから疑問に思っていたことを聞いて見る事にした。
「ねぇ?なんで、夜の種族なのに朝から集う必要があるの?」
「さぁーな。俺もわかんねーや! 気になってたけど」
大輝はそう答えた。
「やっぱり気になるよねー。華鈴は何をかんがえているのかしら? 自分は朝がにがてなくせに!」
「だよなー!」

そんな事をいいながら、歩いていた。