「これ、あげる。俺からのプレゼント」
そう言ってさっき買った靴屋の袋を渡せば、驚いた顔のまま受け取ってくれた。
「え…なんで、これ……。どうして…」
訳が分からないと目線を泳がせる聖華ちゃんの手をそっと握る。
「聖華ちゃんさ、俺のこと好きでしょ」
「え!?」
俺の言葉に目を見開いて、それからカーッと顔を赤くして俯く。
「……。好き、ですよ…、初めて見たときから」
それでもしっかり答えてくれるとこも、いいって思える。
「じゃあ、俺と付き合おう」
優しく微笑みながら言えば、顔をあげて信じられないとでも言いたげに口をパクパクしている。
「俺も、初めて会ったときいいなって思った。
こんな短期間で人を好きになるなんて初めてだし、信じてもらえなくても仕方ないと思うけど、これからもっと、聖華ちゃんのこと知りたい。
もっともっと、俺のこと知ってほしいって、そう思ってる。だから、俺と付き合って?」
しっかりと手を握って目を見て、ゆっくりと告げれば、彼女はまた俯く。
「わ、たし…、なんの面白味もないです…けど、誰よりも、先輩のこと好きな自信は、それだけは……あります」
最後はしっかり俺の目をみてくれて、力強く言い切った。
こういうとこ、ほんといい……好き。

