3人して唖然としながらうちの顔を見つめる。
「なに。なんか変なこと言った?」
うちの質問にぶんぶん首を縦に振る3人。
うちにはまったくわからない。
「……稜ちゃんは、俺と利益目当てで付き合うの?」
なんだか切ない目をして、栗崎はそう問う。
「そうじゃねぇけど……。栗崎と付き合ってうちが得することあるの」
「やっぱ、利益目当てじゃんっ」
そうなるのか…?
「稜ちゃんが友也を好きって言う気持ちが叶うこと、それだけで充分じゃん」
真剣な眼差しで綾村は言って、微笑んだ。
気持ちが叶う…。
確かに、周りの女子とかの話とか聞いてても
"もう絶対無理だよぉ。私のこと好きじゃないもん、あの人"
とか
"きっと叶わないから、諦めようと思う"
とかよく聞くよね。
こんな簡単に思いが通じ合うってことは、本当にすごいことなんだ。

