もしやそれは、綾村に対するアピールですか?
自分、誕生日とかクリスマスのプレゼントに靴が欲しいっていうアピールですか?
……まさか、ね。
女って恐ろしいと一瞬思ってしまったのは絶対に秘密。
そのまま4階にエレベーターで上がっていく。
ゲーセン、久しぶりだ!!
なんとなく1人でテンションが上がってしまう。
まるで、エレベーターと比例するように。
チン、と音が鳴ってエレベーターが止まると同時に扉が開く。
駆け出すようにしてエレベーターを降りて、ゲーム機器の騒がしい音に顔をしかめる。
「るさっ…」
「ホント、こんなとこきたの久しぶりだからね」
聖華も喧騒に顔をしかめてたけど、しばらくするとみんな慣れた様子で遊び始めた。
「わ、あれ超かわいいんだけどっ!!」
こんなうちでも、ちゃんと好きなキャラクターとかはいて。
大好きなディズニーキャラクターのUFOキャッチャーを見つけて駆け寄る。
「かわいい……」
「稜ちゃんのほうがよっぽどかわいい」
「はぁ?」
うちの隣に立って、キザなセリフを吐きながら、コイン挿入口に100円を入れた。
「見てろって」
うちを見てニヤっと笑うと、UFOキャッチャーを始めた。

