中ランを脱ぐと、中にはまたまた"世露四苦"と書かれたTシャツ。
母さんのお下がりっていうか、だからなんとなく古いデザインなんだけど。
それも脱いで、タンクトップを着ると、制服を着用する。
幸いサイズは変わってなくて、むしろちょっと大きいくらい。
下も同じく着替えて、2足しか持ってないハイソの1つを取り出して履く。
全身鏡の前に立って、自分の制服姿を見て見る。
……気持ち悪ぃ。
今すぐにでも脱ぎたいけどそんなことできないから、しかたなく机の上に置いてある缶の中からゴムを取り出す。
手早く髪を結ぶと、中学校以来の学校スタイルのできあがり。
中学時代はね、ちゃんと制服着て行ってたんだよ?
脱ぎ捨てた中ランのポケットから財布を取り出したけど、制服にはそれをしまうポケットがない。
仕方なくこれも新品同様のかばんに入れる。
それを背負って、部屋から出るけど、スカートなんて久しぶりだからなんとなく歩きにくい。
スカートの中にはちゃんと短パン履いてるけど、やっぱり違和感は消えない。
靴も、中学時代から持ってるローファーに替えて、玄関を出る前に深呼吸をする。
ガチャっと音を立ててドアが開くと同時に、家の前で話していた3人が一斉に振り向いた。

