なんとも衝撃的なせりふを吐いた聖華はニコニコしながら首をかしげてる。
綾村は相変わらずクールな表情で、栗崎の顔は聖華以上に輝いている。
「ま…待ってっ!!」
「何よ」
聖華が怪訝な顔で聞き返す。
「何でうちが学校の制服着なきゃいけないわけ!?だいたい、うちの制服ってこれなんですけどっ!!」
「ダーメっ。着て来てね」
聖華の笑顔は否定することを許さないと言っていた。
うちの背中を押して無理やり玄関に入れる。
「ここで待ってるから。早く来てね」
「ちょ、聖華っ…」
「制服デート、1回して見たかったんだよね」
優しく微笑んだ聖華に、うちも仕方なくだけど肯いた。
聖華のためを思うと、ちゃんと着てあげようって思うけど、ちょっと抵抗。
玄関を出て行った聖華を見送って、肩をすくめて自分の部屋へ。
クローゼットを開けて、隅っこにかけてある制服を取り出す。
「こんなん、1年の入学式でも着てねぇのに……」
はじめっからうちは中ランを着てたからね。

