急にそんなことを考えて、ふっと寂しくなる。
「稜ちゃん、その格好で行くの?」
ふと綾村が立ち止まってうちを向いてそう言った。
「は?……ダメなの?」
これ、うちの正装なのに。
「うん、それはない……よね」
聖華もうちを上から下まで眺めてそう呟いた。
「じゃ、どうすんだよ」
3人を交互に見て聞き返す。
うちには解決策は見つからないけど。
「一回、家帰ろう」
「家帰ったってまともな服ねぇよ」
ジャージとか、ジーパンとか、Tシャツとか。
お洒落な服なんて1つも持ってない。
でも、聖華の提案によりこのままうちへ直行することになった。

