「ね、聖華ちゃん、今日暇?」
「えっ?」
聖華はもともと赤かった顔をもっと赤くして、綾村の突拍子もない質問にただ驚いている。
「いや、暇ならさ。友也と稜ちゃんとダブルデート、しない?」
「はい、します!!」
綾村の質問が終わらないうちに聖華は返事を返した。
「ちょ、おい!!」
割って入ったうちを、聖華はジロッと睨んだ。
「何、なんか問題ありますかぁ?」
「……ない」
聖華の目、普通に怖い。
うちらなんかよりよっぽど怖かったよ、今のは。
ホント、恋する乙女は強いね、うん。
綾村は聖華と諸々決めると、じゃね、と帰って言った。
それを伝えるためにわざわざ来たんだね。
でもそのおかげで、うちの大変な秘密を知られたわけだけど。

