栗崎って、こんなキャラだっけ?
「は?」
聞き返したうちに、栗崎の顔が近づく。
「何度も言わせないでよ」
チラっと見てみると、栗崎の顔は珍しく赤くなっていて。
そんな表情に思わず胸が高鳴るのがわかる。
「何言ってんだ、お前。熱でもあんじゃねぇの!?」
ふざけて栗崎の腕が緩んだ隙に、栗崎から逃れようとしたうちをもう一度ギュッと強く抱きしめる。
「なんだ___」
「イヤなんだよ。稜ちゃんの中にほかの男が入ってくるのが」
何言ってんの、こいつ。
だいたい、うちは今現在栗崎が好きなの。
……聖華曰く、ね。
とにかく、うちの中にほかの男が入り込む隙なんてない。
あ、そっか。
うち栗崎に何も言ってないんだ。
そりゃ……こうもなるかな。
でも、だからって栗崎に告白しようとは思わないんだけどね。

