「こんにちわぁ。理事長?」

呑気な声が理事長室に響いた。

「龍真君ですよね…?」

「そうですよー」

首をかしげる少女っぽい少年。

「理事長が名前を再度確認するって初めて見たよ」

どこまでも軽い感じの少年少女。

「まぁ、そんなに言わなくても」

理事長らしき男がやんわりと笑う。

「僕は龍真透。で?なんで僕を呼んだの?理事長さん?」

かなり一方的に話を進める少年少女こと龍真透。

「担当直入に言うとね、君に入ってほしいんだよ」

「…何に?」

にぃっと理事長が口角をあげた。






「生徒会に」