あいつも大変だな…。


ふ~つかれたぁ~。

私は事が一段落して玄関に向かおとした。


まて?なんかわすれている…。タケルと運転手!

私はもう泣き止んでもとに戻ったであろうタケルとタケルを面倒みてくれた運転手のもとに駆け寄る。


タケル?

「タケル?なんでまだ泣いてんの?」

タケルをみるとさっきより更に泣いていた。

「実は…。あなた達2人の喧嘩をみていて、タケル坊っちゃんはあなたの言葉に感動して……私も先ほどまでつられて泣いていました。」

タケル坊っちゃん!?なんそれ?タケルにぴったり!!

つか、感動なんて別にせんくない!!!???

しかも吊られて泣いてたなんて…。


「タケル、運転手のおじさんももう帰らなきゃいけないから私のところにおいで」
とタケルに手招きする。
タケルはよちよち来ながら運転手は、はっ!と思い出したかのようにかぶっていた帽子を外して私に一礼する。私も一礼をかえしてタケルをみる。もー目!はれてるじゃん!!

「タケル~なんで泣くのよ」
とタケルを見上げるとタケルはくるしそうな顔をする。

「どっかわるいの?」
「違う。俺、まどかにからかわれて悲しくなった。」
「からかう?」

「うん。タクシーの中で」

「あぁ~お芝居?」
と軽くいうと
「お芝居だったの!!びどい…ウッ…グスン。」

とまた泣いた。
えぇ、だってタケルだってからかったじゃない。

「タケルがからかったから私が仕返ししたのよ?」

「俺は…ウッ、からかって…なんかいない。ただキスしたいって思っていっただけ…ウッ…ヒック」

す、ストレート…。
つか泣きすぎでしょ!
タケルは打たれ弱いな…

私、タケルが繊細なことしっときながらきずつけちゃったなぁ~。


「タケル、おいで。」

私は他に思いつく方法がなくまた男に泣かれたことないのでどう対処すればよいかわからずひとまず子供の保育だとおもいタケルを呼ぶ