そんなタケルを置いて、タクシーは涼の家へ着いた。


タケルを車から無理やりおとすとタケルはしりもちをついてまたぼーとしている。

これじぁ、スイッチをいれないとね。

私はタケルの頭をおもいっきりどついた。

「イッテーーーなにすんだよー(泣)」

と涙目になってるタケルに
「だって呼んでも押しても動かなかったんだよ?」

「だからって…グスン…」


……。泣いた?こいつ、
頭どつかれてないちゃった

「あぁも、なかないの~。ほらこれで涙ふいて!」

「…。ッヒク…」

「ほらほら~。涼の家族にどうしたのってきかれたら彼女にどつかれましたっていいたい?」

「ううん…。」

「うちは笑いのネタになるならいいけど?」

「もう、よくない…グスン」
「そんなのタケルがいやでしょ?もーなかないでよ!ごめんごめん。よしよし」

私はタケルの頭を撫でながらいう。


ようやく、泣き止んだのか赤ん坊は目が腫れてあかくなっていた。

こんなイケメン。私がなかせたんだ。と罪悪感が襲う

イケメンならイケメンらしくいなきゃね。