チョーーーートーー(泣

こんな時に限ってこんな状況!?

私は猪が小屋に突進している原因であろう電球の灯りを消してタケルのそばにちかよった。

タケル!どんだけ叩いても起きないなんて後で起きたら十倍返しにしてやる!!!

相手は感情を持っている人間ならぬ精一杯体当たりしているあの猪だ!!!

いくら何でもどう対処すればいいのか。

私は混乱した頭をひとまず落ち着かせた。

まだ、猪は部屋の中に居ない。それがせめてもの救いだ。

灯りを消したのも効果はなく万が一猪が中に入ってきた場合も含めて私はもう一度灯りをつけた。

相変わらずタケルは爆睡しながら寝ている。

猪はというと体当たりしていた。

いつここに入ってくるかわからないという不安と恐怖で私は震えていた。

タケル!バカタケルと叩いても起きない。

私は意を決して小屋のドアの前たつ。

私の感がもうすぐくる。

そう言っている気がしたから。

私はテレビでみた猪に遭遇した時の対処を思い出した

…たしかあれは…。

そう傘だった!!黄色い傘

私は幸運なのだろう。

さっき拾った傘を取り出した。