「じゃねーよ!!!不審者捜しはどうなった!!?」


「別にもういいじゃないですか」

いつの間にかいた山田。

「僕は幸せなんです。他人の不幸に興味はないです」

「表面的に言ってることはいいけどな…それって単に、ラブラブする時間が減るからめんどいだけだろ」


「大正解!!!」


「大正解じゃないから、ちゃんと捜せ」



「秀吉も言ってたじゃないですか。めんどいって。だからこの事件は警察に任せましょう。そもそも普通は警察に任せるだろ。あのハゲ校長、なんで僕らに頼んだのでしょうか。頭、直射日光でいかれ―」


「言い過ぎだから!!!校長があわれだから!!!」


「猿も本当はそう思ってるんでしょ?」


「つーか前から思ってたけど、呼び名一つにしろよ。猿だの秀吉だのややこしい」

「アイアムカルロス!!!」


「それは関係ねーだろ!」

「じゃあカルロスで」

「適当だな、おい」


「カルロスのあだ名なんて、誰も興味ないでしょ」


「はっきり言い過ぎだ。てか、ウン子!!!いるなら喋ろ!!!」


「私は…男は健としか…喋らないって決めてるので」


「ノロケてんじゃねーよ。イライラするなー」

「あんたばかぁ?」


「健はいちいちアニメの台詞を拝借するな」

「アイアムカルロス!!!」


「今のお気に入り?てか、話戻すぞ。ずれている」