「ふわぁ~眠」

間抜けな声をあげたのは、猿渡。

「ヤバ…超暇だよ。暇すぎ」


「…こんにちは」

明美(ウン子)は遠慮がちにドアを開けた


「こんにちは。今日は、暇だぞ。依頼が全然ない」


「それは…嫌ですね…目立たない…目立ちたい…」


「前回の話が主役だったんだからいいだろ!!それより、山田遅いな」


「…それなら…さっき校門の前で…タコ躍りしてましたよ」


「何やってんだよ!?あいつ」


と、こんな話をしていたとき、山田は現れた

「もうすぐ文化祭じゃないですか?その出し物ですよ」


あっけらかんと答える山田。

「へぇ、出し物出すんだ」


「何言ってるんですか、秀吉」


「猿渡な。何…って」

「雑用部、先生に依頼されたじゃないですか。マンネリ解消するために、それで僕はダンスをしようと」


「はいはい質問。そのタコ躍り、俺たちもするのか?」

「当たり前田のクラッカー。パーン!!」


「断固拒否だ!!しかもチョイスが古いんだよ!!」


「やっぱ、アルミニウムの方がいいですかね?」


「おまえは何を求めている?」