次の日

「土曜日……いや金曜日か……」


眠い。昨日あんなに寝たのに眠い。


「……休んじゃおっかな…でも行かなきゃ」

もそもそと準備に取りかかる




学校に着くと、机に落書きがしてあった。


油性ペンで書かれていた。


『根暗』、『キモい』、『ブス』


など、ありきたりなものだった。


『蛆虫』と書かれていたのは、何の意味か分からなかったけど


「ひどいことするね」

また、背後に山田健がいた。

「…別に…気にしていませんから」


「ふーん」

あっさりした返事をした後、山田健は教室から出ていった。