「で、何であんたは、部室荒らしたんだよ」


「嵐は相―」

「真面目に答えろ」


「す…すみません」

一呼吸おき、

「私…自分って何だろ…いきる意味…を見つけ…」


上手く言えないようだが、何となく意味が分かった猿渡

「で、荒らして何かわかったのか?」


「この話の登場人物に加わりたいと…だから雑用部に入ります」


「野心丸出しじゃねーか!!」


「そうですよ。敬語使うキャラ被ってるし」


「…私は…本気で登場人物に加わりたいだけです…」


「純粋風に言ってもダメだから」


「チッ…猿渡が消えたらいいのに」


「何気にひどいことを言うな!!
山田も何とか言えよ!!」


「極めつけはキャラメルってか?
おめーさん、地球は何でできてるか、知ってッか?」


「何の話だよ」


「し……知りません。すみません…」


「あら、答えちゃったよ」


「自分と他人だよ」

決め台詞のように言う山田健さん

「自分と他人で、地球はできてる
だから、少し妥協をすれば、人生うまくいくのさ」


「わ…わかりました…!!」


「いや、信じるな!!嘘だから」


「秀吉はキャラメルのように溶けてくれませんか?」


「死ねッてか?」


「「はい」」

山田とウン子が言った


「お、相性いいじゃん。俺ら」


「嬉しくはないけどね…よろしくお願いします」


こうして、ウン子も新しく仲間に加わったのであったとさ。おわり