「君も僕に嫉妬してるんだろ?だからそんな冷たい態度をとるんだ…ああ、僕は何て罪な男」
「本当、罪な頭してるよね。とりあえず、自意識過剰の性格を直せばいいと思いますよ」
「自意識過剰?何を言ってるんだ、君は」
「日本語ですけど」
「それは知っている!!僕のどこが自意識過剰なんだ!!」
「存在全てです。あ、そろそろ下校時刻だ」
「待て!!僕の相談を聞け!!」
「知らねーよ!!!!大体何が千字以内だよ。足りねーんだよ」
「いやっ!何に対しての怒りだよ」
「時々確定ボタン押すと、文字が全部消えてることあるんだよ!!!」
「知らないよ!!僕関係なくね?」
「黙れよ。何が規約だ。俺様を規約なんかで縛るなよ!!」
「急にキャラ変わったな」
「それがどうした!!
おまえだってさっきの勢いどうしたんだよ!!猿みたいな顔しやがって!!」
「ひどくないか?」
「てめえの顔の方がひどいんだよ!!!
その顔でよく自分のこと、かっこいいと思えるな!!!もう一辺、鏡見てこいや!!!」
「う…また来るぞ」
そう言って、名無しナルシストは部室を出ていった
「…帰ったか」
ため息をつき、部室を出た山田健16歳であった。