目を開けると目の前には縄が吊るしてある。
俺は監視員に持って来て貰った人形を両手で抱えて一歩、一歩、縄が吊るしてある場所へと向かって行く。

それからアイマスクを着けて縄の輪を首に通した。

しばらくして身体が宙に浮き人形が自分の手元から下に落下して行くのがわかった。

そのあとに続くように頬から涙が流れ落ちた。