気付いたら先生の家に来てた。
あれ?何かおかしくない?
普通は家に送るものじゃないの?
「降りろ。家出てきたんだろ?」
「何で…分かったの?」
「…荷物。夜中に、んな荷物持ってうろつくっつったら家出しかねぇだろ。バカ」
「……口悪いなぁ。私、バカじゃないよ」
「バカだバカ。バカ野郎だ」
「………………」
車を降りて先生の部屋へ上がる。
私…夜中に男の家上がった事ないんだけど…。
…すぐ帰ろう。
「…お邪魔します」
「適当に座ってろ」
先生はキッチンへ行くと、やかんに火を付けお湯を沸かす。
私はただ、その姿を見てる。
普通は女のする事だよね。
少なくとも私の家はそうだった。
お父さんがキッチンにいる所、見た事ないな。

