「…はぁ。この問題児がっ!!」
先生は私の手を引き車へと向かう。
何?何このタイミング…。
「は、離してっ!!」
私は先生の手を振り解こうと腕を強引に振る。
だけど、先生の力が強くて振りほどけない。
車へ付くと助手席のドアを開き私を中へ突き飛ばしてドアを閉める。
「今…何時か分かってんの?」
「…9時ぐらい?」
家を飛び出したのが8時過ぎだったから。
大体それぐらいかな…。
「バカが。テメー…時計も見れないのかよ?…いいか1時だ1時。深夜の1時だ」
「…へ?!嘘?」
「嘘ついてどーすんだ。ったく…バカも大概にしてくれ」
運転しながら話す先生。
心配してくれたんだね。
少しはいい所あるじゃん…。
「……ごめんなさい…」
「あ?聞こえねぇな」
…今一瞬でも、いい人って
思ったの取り消す。
やっぱり最低だ……。

