今日は参ったな。
ったく、リスニング室でのあの女なんなんだよ。


誘惑か…。
少し、やばかったな。
正直、色気を感じた俺がいた。


7ツ下のくそガキに色気感じる俺って…変態か。


嫌、アイツが普通じゃないだけだろ。





―――ピーンポーン―――


家のインターホンが鳴り響く。
美紀か…。
そういや来るって言ってたな。


ちょうどいい事思い付いた。




「あがれよ」


「お邪魔しま~す」




美紀が上がると俺は飲み物を用意する。
テーブルへと乗せるとソファーへ座りタバコを吸う。




「タバコ…好きだね~。体に悪いよ?」


「…ほっとけ」


「もう~…相変わらず冷たいんだから」


「…知るか」




時計を見ると時刻は7時半をさしていた。


もうすぐだな…。