「…で、出てってよっ」




女の人が動揺してる。
そうだよね。
…見られたんだからびっくりするよね。




「おじさん…また明日ね」




私は部屋を後にする。
先約が入ったって事かな?


……それとも。
本当は…狙ってた?
私をわざとはめたとか……?


まさかね。
そんな事するわけないじゃん。
そこまで考える様な人じゃなさそうだし。


どうしようかな…。
亮はドタキャンしちゃったしな。


はぁ…。よし。


待ってよう。
おじさん達が終わるの。


別に待つぐらいいいよね。
彼女ではなさそうだったし。